(日本語) 淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業 WATERRAS
次世代を見据えたまちづくり
都市再生特別地区の指定を受けた第一種市街地再開発事業
1993年に、117年の歴史を持つ淡路小学校が統廃合されました。その跡地を活用して住宅や商業・業務施設、その他コミュニティ拠点としての文化交流施設を配置した、第一種市街地再開発事業です。
都市に回遊性を与える
隣接する再開発地区とも連携し、歩行空間や広場に、水と緑あふれる豊かなオープンスペースを配置し、回遊性を与える新たな都市空間の創出を目指しました。
新たなまちづくりへの取組
地域の交流拠点となるコミュニティ施設や、学生専用マンションを設け、施設や広場を利用したイベント企画などの地域行事を行い、地域住民や就労者たちとの世代を超えた交流活動を促しています。
シンボル空間となるアトリウム
棟と棟の間、敷地中央となる地下鉄上部に配置されたアトリウムは、建物の主要な施設動線を集約する空間です。また、来訪者の憩いのスペースを設置し、施設のシンボル空間として計画もしています。
周辺環境との調和
建物は、オフィスと住宅を含むタワー棟と、アネックス棟の2つのボリュームをユニットカーテンウォールにより統一しました。建物のコーナーを曲線で切り取り、周辺への風環境に対する配慮と特徴的な外観を構成しています。
和のデザインモチーフを取りこむ
低層部は、神田須田町の老舗街など歴史ある街並みとの調和に配慮し、違い障子をイメージしたカーテンウォールをはじめとした、和のモチーフを取り入れています。
設計者からの一言
再開発エリアは、4敷地・2街区からなり、区立の保育園・高齢者福祉施設や区立の淡路公園と一体整備を行っています。個性のある広場空間は、老若男女、さまざまな人の憩いのスペースとなっています。
「WATERRAS」の特徴
街の名前であるWATERRAS(ワテラス)は、輪、環、和の3つの「WA」と特徴である「段丘」の意味をもち、ロゴマークは流れ落ちてゆく豊かな「水」と潤いに満ちた豊かな「緑」を表現しています。
摄影师:山岸 剛(外観), エスエス東京(内観)