Pres. HOSODA MESSAGE
今回は、多少厄介な問題に挑戦してみたい。
建築家の存在意義の地盤沈下が著しい。昨今の建築界の問題を通じ、現代社会に対応する能力が建築家には欠けているのではないかという社会の厳しい指摘によるものだ。建築家は、建築を社会に生み出す責任ある立場であることを強く自覚する必要がある。そのためには、デザインのみならず、多くの問題を、自らの視界の中に収め、そこから構想する力が求められる。建築家自らが覚醒して奮起する一年にしていかねばならない。