The Incubator of Your Dreams Éclat

文化を奏でる“あずまや”

“あづまや”のような存在をテーマに

市民広場とともに形成される「シビックゾーン」の中核を成す施設として、全ての市民が親しみをもって訪れることができる“あづまや”のような存在をテーマに計画されました。

きめ細かな建設プロセス

計画当初よりNPOによる施設管理が予定されており、設計~施工といったプロセスのさまざまな段階で、運営に携わる方々とのきめ細かい打合せを行ない、施設計画に反映することができました。

Building Data

Location
Ono-shi, Hyogo[ ]
Official site
WEB
Usage
Hall, conference hall
Construction
RC, S
Scale
3F
Total Floor Area
5,725m2
Year of Completion
3/2005
Note
Seats: 502

Award

2010
Public Bldgs. Award Merit Award
2006
Hyogo Community Development Award Architecture Category
2006
Good Lighting Award Good Facility Award

市の特色をデザインモチーフに

市に色濃く残る“イメージ”を大切に施設のデザインモチーフに取り入れています。ガラスカーテンウォールに包まれ、市花である“ひまわり”の様に明るく開放的な「ハートフルサロン」、市内に数多く点在する“古墳”を想わせる独特の形態の「ホール」、市の伝統工芸品である刃物をモチーフとした屋根を持つ「管理会議棟」等です。

「緑のつつみ」による新しいイメージづくり

市の中央部を流れる“加古川”の土堤を想起し施設を包み込むように配された「緑のつつみ」とともに、小野を彩る新たなる“イメージ”として、様々な建築形態が美しいハーモニーを奏でる1つの壮大なシンフォニーを形成します。

球面天井をライトアップ

ドームの真っ白な天井に対して、2階デッキ下部からライトアップされる光と、天井面からのダウンライトとしています。全ての光色を、落ち着いた暖かな低い色温度で展開しました。

設計者からの一言

建設工事段階では、施設を市民みんなの手でつくり上げていこうということから、市内の中・高校生による工事用仮囲いへのペインティング、石のモニュメントの製作過程で出た石材を使用した幼稚園や小学校の子供たちのワークショップなども開催されました。

願いを込めたロゴマークデザインの展開

ホール棟、ハートフルサロン、管理・会議棟、やすらぎ広場を囲む緑のつつみに至る特徴のある施設形態を「ガーデニングシティ・小野」の花に見立て、流れるようなやさしいラインと水のしずくで表現しました。この施設に訪れる人々が“うるおい”を得る施設になるようにとの願いが込められています。

うるおい交流館エクラ

Photo:伸和