Design Method
街路空間を人の活気溢れる場所に転換
1: 街路空間の再編を基点とした一体的なグランドレベルの構築
現在のモデルサイトにおいては、高幅員の日比谷通りが街を東西に分断しています。そこで、街路空間を車利用中心から公共交通利用中心の交通体系に転換することで車道を縮減し、歩行者空間を拡幅します。拡幅された歩行者空間に呼応して建物の低層部を半公共的な空間として整備することによって、多様な活動の場となる一体的なグランドレベルを構築します。
Step1 街区空間と建築の足元空間の形成
Step2
建物低層部の開放による
街路全体での環境の構築
Step3
多様なアメニティの
グランドレベルへの
導入と周辺への波及
2: 面的に交流と賑わいを生む建物の足元空間
これまで、オフィスのグランドレベルは街路に対して閉じていました。この部分を、コアなどの必要最低限の部分を残して半公共的な外部空間化することでグランドレベルの活動を許容できる空間を作り出します。そこにシェアオフィスやカフェ、モビリティスポットなどの人々の移動や交流の拠点となる機能を分散的に埋め込んでいくことで人々の活動をサポートします。この空間モデルを隣の街区や通りの範囲側にまで波及させていくことで、エリア全体での人々のダイナミックな交流を生み出します。
Step1歩行者空間の拡幅と多様なアメニティの導入
Step2建物、街路との機能の連携の構築
Step3エリア全体の連携と交流の波及
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