ホルトホール大分
市民を迎え入れるシティルーフのある交流の場
新たなにぎわい創造の場
大分駅南口の新しい大分市の顔であるシンボルロード「大分いこいの道」に面しており、このシンボルロードと一体となった都市づくりを行うことで、点から線へ、さらに面へ展開する新たな賑わい創造の場となることを意図しました。
街のエントランスとなるシティ・ルーフ
シンボルロードに面したシティ・ルーフ(大庇)は、都市に開かれた市民を迎え入れる交流装置として計画、施設のエントランスだけでなく、シンボルロードから続く街のエントランスとなります。
多彩なイベント空間
1階エントランスホール、3階の駅南屋上公園など、施設内外で様々なコミュニケーションを誘発する場は、様々なイベント空間として広く市民に開放されています。
施設概要
- 公式サイト
- WEB
- 用途
- ホール、 図書館、福祉施設、産業施設ほか
- 構造
- S、RC、SRC
- 規模
- 地上5階、地下1階
- 延床面積
- 38,431m2
- 竣工
- 2013年3月
- 備考
- 蔵書数 600,000冊
受賞歴
- 2015年
- 日本都市計画学会九州支部 九州まちづくり賞
機能をシャッフルする : まちかどプレイスとしての多機能複合施設
街を散策するような楽しさを
内部空間は、フロア全てが交流スペースとして街並みのように開かれた「まちかどプレイス」として市民に「街」を散策する楽しさを与え、市民の新たなコミュニティをつくる場となることを意図しています。
市民の多様な活動をシャッフルする
文化、福祉・健康、教育・情報、産業、交流にぎわいの7つの機能を備えた様々な活動拠点を単にまとめてゾーニングするといった従来型の複合化手法を避け、活動拠点自体が新しいかたちで有機的に混ざりあうことにより垣根を越えた新たな活動が芽生えることを期待しています。
新たなコミュニケーションの開花
ホールと託児所が結びついたサービス、福祉・健康イベントと図書館特設コーナーが生み出すPR効果、屋上菜園とキッチンスタジオの連携による食育プログラムの実践など、新たなコミュニケーションの可能性が開花しています。
設計者からの一言
シンボルロードの一部は、ホルトホール大分と同時期に竣工されました。竣工前には、市民参加の植樹祭が開催され、私たちも参加させて頂きました。竣工後もたくさんのイベントが開催されていて、設計を通じて、新たなまちづくりのお手伝いができてうれしく思っています。
撮影者:エスエス九州