広州空港コンベンションセンター
空港経済区の顔となるパークコンベンション
空港におけるコンベンション施設は、空港経済区内における経済の趨勢を左右する重要な産業となっています。このコンベンションセンターは延床面積約34万㎡の規模で、コンコースを挟んで南北に12ブロックの展示ホールが並び、中央に約5万㎡の会議センターと関連施設が配置された施設です。広州白雲空港は広州および華南エリアの玄関口であり、このコンベンションセンターはさらに高速道路のインターチェンジに近い重要な立地でもあることから、空港経済区の空と陸の顔となるデザインが求められました。
外観デザインは、広州文化の持つ地域性をモチーフとして、広州の山並みと漂う雲、珠江の流れをイメージしています。屋根面は、飛行機からの視点と太陽エネルギーの資源活用の両方を意識し、太陽光発電パネルを雲や水の流れのように配置したデザインとしました。
また「パークコンベンション」のコンセプトのもと、自然が施設内のコンコースや会議センターのエントランス内、さらには屋上に貫入し、周辺エリアと連続して公園のような空間となるように計画。併設されたカフェやレストランなどとともに、日常的に市民や来場者が利用できる空間としています。
フォト & プロジェクト詳細